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2024年06月12日

風の影

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最近人から勧められて「風の影」という小説を読みました。



こちらはスペイン出身のカルロス・ルイス・サフォン氏著の名作です。


なんと30ヵ国以上で発売され、500万部以上売り上げたベストセラーです。



この作品をどんな作品か…と言われると、とても難しいです。言わば色々な要素が全部つまってる「人生」のような作品です。

インド映画をイメージしてもらえると分かりやすいかもしれません。悲しみあり、喜びあり、笑いあり、ミステリーもあり…バルセロナを舞台に、1つの本を巡って、1人の少年が成長していく物語です。



比喩をふんだんに用いて感情を描くシーンも多いので、掴み所がない場面もありますが、随所に刺さる表現が多く、心に刻みたい箇所が多いです。



この作品において好きな箇所はたくさんあります。

特に私が惹かれた表現は、序盤に出てくる下記の箇所です。



「本を読む者にとって、生まれてはじめてほんとうに心にとどいた本ほど、深い痕跡を残すものはない。はじめて心にうかんだあの映像(イメージ)、忘れた過去においてきたと思っていたあの言葉の余韻は、永遠にぼくらのうちに生き、心の奥深くに「城」を彫りきざむ。そしてーーその先の人生で何冊本を読もうが、どれだけ広い世界を発見しようが、どれほど多くを学び、また、どれほど多くを忘れようが関係なく――ぼくたちは、かならずそこに帰っていくのだ」



本を読むのが好きな方は、上の文を読むだけでノスタルジックに駆られるのではないでしょうか?


この作品は普遍的な感情の機微を実に上手く描いています。スペインのバルセロナが舞台であるにもかかわらず、自分の幼少期と容易に重ねることが出来る、とても不思議な作品です。

人間の感情は万国共通なんだ、と改めて思い知らされました。



ご興味のある方は、是非読んでみてください。

 

 
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